ホワイトニング

ホワイトニング

着色の原因

カテゴリーホワイトニング3.png



どうして歯が着色するのか、その原因を知ることで、より効果的にホワイトニング治療を施すことができることになります。
歯が着色する原因には大きく分けて歯の外側から着色する場合と、歯の内側 ( 歯髄側 ) から着色する場合の2通りに分けられます。


【 歯が白くなるメカニズム 】

歯の表面のエナメル質に付着した着色物質 ( 有機物質 ) を過酸化水素によって取り除きます。歯自体を削ったり、溶かしているのではなく、着色物質のみ分解し除去しています。これは、過酸化水素が酸化する際に酸素が発生し、着色物質と結合・分解させるためです。そのため、歯を本来の白さにします。


【 外側からの着色 】 ・・・ ホワイトニング効果が望めます

コーヒー.jpgもっとも多いのが食べ物、飲み物が原因となります。 香辛料 ・ 赤ワイン ・ コーヒー  ・ 紅茶 などを日常的に摂取していると色素成分が歯の表面に沈着して歯が着色します。

ホワイトニングで歯が白くなるのはこれら着色物質が有機物質の場合に限ります。
無機物質のかぶせた歯や詰めた部分は白くなりません。基本的にホワイトニングで白くなるのは自分の歯だけです。


【 歯の内側からの着色 】 ・・・ ホワイトニング効果が難しい

歯自体に原因がある場合 ( 局所原因 ) と、歯以外に原因がある場合 ( 全身的原因 ) ( 加齢変化 ) があります。





【 局所原因 】

もっともよく見られるのが何らかの原因で歯の神経(歯髄)が死んだ場合です。

多くの場合出血を伴いますので、血液中の赤血球が歯髄内にもれ出て破壊されます。

赤血球は酸素を運ぶためにヘモグロビンという蛋白質を持っていますが、これが歯髄の中で分解して着色物質へと変化します。そのため神経が死んだ歯は黒ずんでくるのです。





【 全身的原因 】

代表的なものが抗生物質による着色です。

テトラサイクリンという抗生物質が今から20から30年前によく使われていました。特に小さい子供が小児科へ行くとよく処方されていた薬です。

病気によく効くのですが骨や歯に蓄積しやすいという性質があり、特に歯が成長する時期に、この薬を飲むと歯の形成が阻害され着色します。

軽い着色ならホワイトニングをすると着色があったことがわからないほど白くなりますが、重症では着色が弱まっても完全に消えること難しいです。





【 加齢変化 】

子供の頃は白い歯でも、年齢を重ねるごとに歯が黄ばんできます。

加齢による黄ばみは、歯の内部にある象牙質の色が徐々に濃くなっていくことと、表面のエナメル歯が薄くなってくることに起因します。

薄くなったエナメル質の下から、象牙質の色が透けて、黄色っぽく見えるようになってきます。







このような、歯の内側に原因がある着色には、ホワイトニングで白くする効果は出にくい傾向があります。

それでも歯を白くしたいとご希望の方の場合には、セラミックを用いた審美歯科をお勧めいたします。







 



Copyright (C) Sasaki Dental ClinicAll Rights Reserved.